こんにちは!子宝妊活アドバイザーの山盛です。
今回はクリニックで行う基本検査についてお話します。
クリニックの検査のお話をする前に、まだ基本検査を受けたことがない方で妊活を頑張っている方が入らっしゃったら、まずクリニックで基本検査を受けることをお勧めします。
クリニックに行くことに抵抗がある方が多いと思います。
自然な形で子供が欲しいと思っている方も多いと思います。病院に行くこと、クリニックに行くことイコール治療が始まるわけではありません!
では、なぜクリニックにいくの?検査をするの?と思われる方もおられると思います。
行く事をお勧めする理由!
それは、
クリニックで基本検査をすることで今のあなたの身体の状態を知ることができる。
自分の身体を知ることは「妊娠への近道」となります!妊娠して無事に出産する近道になるために、今の身体の状態を知っておく必要があります。
自分の身体の状態を知るために是非一度クリニックで基本検査を受けてみてください。
つづいて、クリニックで行う基本検査についてお話していきます。
クリニックの検査は月経の周期に合わせて検査をおこないます。
まず、低温期の時期(生理3日目)に行う検査があります。
①ホルモンの検査(採血)
採血により、女性ホルモンといった数値を調べたり、ホルモンの数値だけでなく、身体の今の状態を調べるために一般的に健康診断で調べるような数値も調べます。
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②超音波(エコーの検査)
エコーで今卵巣の状態を確認します。生理3日目くらいになると、卵巣の中で今周期に育つであろう卵が確認できます。
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③卵管の検査
卵管の状態を調べていきます。卵管が狭くなっていないか、卵管が詰まっていないかなどを調べる検査になります。
それぞれの検査をもう少し詳しく説明していきます!
まずはホルモンの検査についてお話しします。
採血の検査により、FSH(卵巣刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)といったホルモンの数値を調べます。
FSH(卵巣刺激ホルモン)とは、卵巣を育てるために働きかけるホルモンになります。
通常生理3日目ぐらいですと、一桁(基準値3.5~12.5miU/ml)をあらわします。この数値が、生理3日目でも15~20miU/ml以上の数値だと、卵巣機能の低下が考えられます。
このような高い数値をあらわす方は『高FSH』と言われ、卵の育ちがあまりよくなく、そのせいで、身体としてはもっと卵を育てたいため、
脳の下垂体から異常にFSHが分泌してしまうような状態になっています。
LH(黄体形成ホルモン)とは、卵胞の成熟と成熟卵の排卵を促すホルモンになります。
整理3日目くらいだと、卵を排卵させる時期ではないので成熟すことに働きかけます。LHが一番活躍するのが排卵する時期であり、排卵後の黄体を刺激します。
この血液検査の中でFSHとLHのバランスをみることがあります。FSHとLHの数値を比べた時に、生理3日目だと通常はFSHの方がLHよりも高い数値になります。
しかし、検査するとLHの方がFSHよりも高い数値になってしまう方がいます。この場合に何が考えられるかというと、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が考えられます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を聞いたことがあったり、もしかすると、あなたもPCOSなのかもしれませんが、不妊で悩む方の症状のひとつになります。
上手く排卵が出来ずに古い卵が卵巣の中に溜まってしまったり、卵がうまく育たずに未成熟な卵が増え、月経周期が乱れてしまうことで排卵がうまくいかなくなってしまうといった症状になります。
PCOSの方の場合、卵巣に溜まった卵を排卵させたいので、排卵させる為のホルモンLHがFSHよりも高い数値になってしまうということが考えられます。
次に超音波(エコーの検査)についてお話します。
まずは卵巣の状態をエコーで調べます。
生理3日目くらいになると卵巣の中に今周期排卵しそうな卵が育ち始めます。卵胞の中に卵子があるのですが卵子はものすごく小さいので、卵胞の大きさで成長を確認します。
通常排卵するころには、卵胞が20㎜~22㎜くらいになり排卵するのですが、生理3日目に今周期に育っていく卵胞の状態を確認することが出来ます。
また、卵巣自体がはれていないか?や卵巣嚢腫といった状態がないか?ということを調べたり、同時に子宮筋腫などがないか?といった子宮の状態も調べます。
最後に卵管の検査についてお話します。
卵管検査には、卵管造営検査という検査方法や卵管通水検査といった検査方法があります。
卵管造営検査は造影剤をいれてX線を使って検査を行います。卵管通水検査は生理食塩水を通してエコーで検査を行います。
卵管を調べる意味というのは、卵管の狭窄や癒着があると、精子が卵管の中を通れなかったり通りにくかったりと、精子と卵子がうまく出会うことが出来ず、妊娠が難しくなってしまいます。
その為、卵管の状態を知ることも重要になります。
卵管の検査は少し痛みを伴いますが、検査をすることで卵管の通りが良くなるメリットもあります。
このように検査をすることで、あなたの今の身体の状態を知ることが出来ます。
身体の状態を知ることが妊娠への近道となります。
まだ、妊活をしてて基本検査を受けたことがない方は、是非一度クリニックに行って検査を受けることを考えてみてください。
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