こんにちは!子宝妊活アドバイザーの山盛です。

今回は人工授精についてお話していきます。

これから妊活を始める方もそうですし、タイミング療法をしていてこれからステップアップ考えている方もお読みいただいて参考になればと思います。

まずAIHとは、精子を濃縮し、調整し、それを子宮内に直接戻す、これを人工授精と言います。

タイミング療法と人工授精はどういうところが違うのかというと、

①精子をクリニックで調整する

精子をクリニックで採取したり、お家から持っていかれるような方もいらっしゃると思うんですけども、一度調整します。

調整の仕方で一般的に多いのが、密度勾配遠心法やスイムアップ法というような方法で、遠心分離機みたいなもので運動させられて、

その中で元気な精子を集め、子宮内に戻すというようにするものがタイミング療法との違いになります。

②精子がスタートする場所

例えば、タイミング療法でタイミングをとった方ですと、膣内で射精して、精子が膣からスタートして頸管を通って子宮内にはいって子宮内から卵管を通って卵子を目指します。

一方AIHは、元気な精子を集めた後子宮内に戻します。

なので、タイミング法で膣の中から射精してスタートするのと、子宮内で精子を戻してスタートする、とスタートする場所が子宮の方が卵子の位置までは近い位置からスタートできる状態にはなります。

このように、AIHとタイミング療法でスタートする場所が違うのですが、AHIで子宮内からスタートする方が卵子まで距離的にも近いので有利な感じがしますが、

実はタイミング療法の方が妊娠率は高いんです!

ステップアップというので、AIHの方が妊娠率高いイメージがあったという方も多いかもしれませんが、実はタイミングをとっている方が妊娠率は高くなってきます。

それでは、なぜAIHをするのかというと、タイミングをとっても上手くいかないという方でも人工授精をすることでうまくいく方もやはりいるからなんです。

例えば、頸管粘液の状態、精子の状態があまり良くない場合、タイミング療法よりも人工授精の方がうまく妊娠しやすいという方もいらっしゃいます。

精子が頸管をうまく通る事が出来ないや、子宮の中を泳ぐのが少しへたくそでスタミナがもたなくて卵子に到達する事が出来ないような方でしたら、

ちょっとスタート位置を近づけることで、上手くいく方もいらっしゃいます。

そういう方とか、頸管粘液とか精子の状態をみた時に、タイミングをとるよりもAIHをとった方が妊娠しやすいといった方もいらっしゃいます。

あともうひとつ、AHIとタイミングをとることと違うところなんですけれども、それは夫婦生活のメリットになります。

ここの違いも妊娠率に関係しているのかなと思います。

夫婦生活によって子宮の血流促進、卵管の動きが良くなり、分泌駅が増え、精子が泳ぎやすくなります。

このような事がプラスに働いて子宮内の環境が良くなり、妊娠率がアップするのかなと思います。

AIHなんですけれども、大体一回行うための費用は2万円くらいになります。

体外受精は30万円から40万円くらいかかると思うんですけど、AIHはそれと比べると安いといった感覚になると思うんですけど、

1回2万円でも回数を重ねると経済的負担が増加してしまいます。

だから、タイミング療法からステップアップされた方も上手く妊娠する為には病院にだけ頼るのではなく、妊娠しやすい体質改善が大切です!

私個人的には、一回2万円かかるAIHにこだわり続ける必要は正直ないのかなと思います。

妊娠率などを考えると、頸管粘液、精子の状態に問題がないような方でしたら、3,4回AIHを行ってみてうまくいかない場合はステップアップして体外受精を考えてみるというのも良いと思いますし、

逆にうまくいかない時にはタイミング療法へステップダウンするのも良いのかなと思います。

また、AIHをおこなった方で妊娠率を少しでもあげるためのポイントは、人工授精をおこなった後に夫婦生活を取る事です。

これは射精できなくてもプラスに働くと思います。

子宮に良い刺激になるし子宮の中の環境や卵管の状態とか分泌液の状態なども良くなると思います。

そこがやっぱりプラスに働いて妊娠しやすい状態になると思いますので、AIH頑張っている方は是非試していただけたらと思います。

 

10月12日(土)まで

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